長期で海外生活をする場合、旅行以外などでユースホステルを利用する事はあまり有りませんが、そこがポイントです。
ワーホリ生活を開始後、人によっては滞在国での住まいが決まっていない場合があります。大抵の人は最初の数ヶ月をホームステイか学生レジデンスなど現地での住まいを決めてから行きます。しかし、中には「現地についてから住まいを探そうと」考えている方もいるでしょう。ユースホステルは一時的な住まいとして、その様な方が利用するのにも適しています。
また、滞在国での部屋探しの際、シェア出来る部屋を探す場合が多いでしょうが、自分の条件に合わない部屋が殆どです。シェアしたものの、「ルームメイトと上手くいかない」、「住み心地が悪い」などと言った事が起こる事もしばしばです。そんな時、次の住まいを探されたくなりますが、もし部屋を出て行く期限がきても次の住まいが決まっていない場合、一時的な住まいとしても使う事も出来ます。
しかし、ここで一つ気をつけておきたいのが荷物などの盗難です。ユースホステルは見ず知らずの他人との相部屋(個室もある)なので、セキュリティー面でも甘く、大きな荷物を持ちながらの移動も色々な意味でリスクがあります。くれぐれも大事な物は肌身離さず持ち歩く様にする事をお勧めします。
ユースホステルとは安全に経済的に旅ができるように、それを支援する簡素な安い宿を提供しようと始まったのが「ユースホステル運動」です。1909年にドイツのアルテナ城に簡易宿泊所が作られ、世界中に広まりました。特に低年齢の若者(中学生や高校生など)だけで泊まる場合、旅館やホテルは高いし、かと言って野宿はちょっと危険…。そんな若者のために生まれたのが、この国際的な「旅の宿のネットワーク」です。ユースホステルは何と言っても他の宿に比べ、低料金で、泊まり合わせた旅人同士が気軽に情報交換などできたり、外国人客の利用も多く、ちょっとした国際交流ができるのも特色です。
低価格の為、以下のような特徴があります。
料金は異なりますが、カナダの場合1泊素泊りでおよそ$20~
ユースホステルは会員制の為、登録が必要です。登録は「日本ユースホステル協会」や、大学生協やデパート、「日本ワーキング・ホリデー協会」でも登録出来ます。